「海上牧雲記」のあらすじ

天下の九つの州を統べる牧雲氏の端王朝。巨大な軍力を擁する穆如家は、牧雲一族に絶対的な忠誠を誓い、彼らを守護してきた。明帝・牧雲勤の時代になり、星読み(占星術師)によって三つの予言が示された。一つ、第六皇子の牧雲笙は帝王の剣を握った時、天下に乱を起こして民を苦しめる。一つ、穆如家の三男である穆如寒江は、いずれ牧雲氏から帝位を奪う。一つ、瀚州に生まれた碩風和葉は鉄王剣を抜き、やがて九州を統一する。牧雲笙は父によって宮中に軟禁され、穆如寒江も父によって街角に捨てられ、碩風和葉は穆如軍によって一族を滅ぼされた。精霊を母に持つ牧雲笙には、特殊な能力があった。ある時、父を助けるために力を使ったが、逆に父に深手を負わせてしまう。以来、牧雲勤は病床に伏せ、朝廷の実権を皇后の南枯一族が握るようになる。皇后の子である牧雲合戈を帝位に就かせるため、伝国玉璽を偽造し、牧雲勤の暗殺を企てていた。
一方、牧雲勤の長兄・牧雲欒とその子息である牧雲徳は、九州各勢力と密謀して勢力を強め、朝廷転覆と皇位簒奪を狙っていた…。

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各話あらすじ

第10話 「秘められた野心」牧雲笙は、世に災いをもたらすという自らについての予言から逃れることを願い、竹林の庵で静かな毎日を送っていた。一方、宛州(えんしゅう)を治める皇帝の兄・牧雲欒(ぼくうん・らん)のもとに霍思忠(かく・しちゅう)が訪れ、牧雲笙が描いた絵を献上する。かつて皇太子でありながらも皇帝の座を弟に奪われた牧雲欒は、密かに皇位を奪い返す野心を抱いていた。牧雲欒の屋敷で養生していた墨禹辰は、牧雲笙が描いた絵を見て顔色を変え、絵に描かれた女を探すため都へと向かう。
第11話 「宛州からの訪問者」寝たきりになってもなお銀容を想う皇帝を前にして、皇后は激しい嫉妬にかられていた。そして、皇帝に食事を与えるなと側仕えに命令し、部屋に鍵をかけてしまう。穆如寒山(ぼくじょ・かんざん)は穆如家の汚名をそそぐために秘術師を雇い、それを父・穆如槊に告げるが、穆如槊は激怒して息子をひざまずかせ、穆如家先祖の遺訓を暗唱するよう命じる。都で墨禹辰と合流した牧雲欒の息子・牧雲徳(ぼくうん・とく)は、牧雲笙が好む品を取り寄せて庵を訪ねていく。
第12話 「霊珠の中の女」部屋に閉じこもって母の形見の霊珠を見つめる牧雲笙は、いつしか幻の世界に入り込み、心の奥に封じ込めていたもう1人の自分に出会った。その存在を消したいと願う牧雲笙だが、できずにもがき苦しむ。そんな牧雲笙の目の前に珠の中の女が現れるが、牧雲笙の目的が父親を治すために秘術を学ぶことだと知った女は姿を消してしまう。毎日、珠ばかりを見つめる牧雲笙を心配した蘭鈺児(らん・ぎょくじ)は牧雲徳の宿を訪ね、牧雲笙を助けてほしいと懇願する。
第13話 「はぐれ雲の居場所」出奔後、身分を隠して穆如軍に加わった穆如寒江は、歳月を経て殤陽関(しょうようかん)で哨兵(しょうへい)伍長になっていた。近辺で暗躍する山賊に、穆如寒江は宛州の謀反のにおいを感じ取り、ある夜、僚友の王一甲(おう・いっこう)を連れて賊の根城に踏み込む。だがそこで目撃したのは、得体の知れない何者かによって賊が地中へ引き込まれていく、信じられない光景だった。王一甲は、残された宝物が河洛(からく)族の国「速莫(そくばく)国」の王の遺物だと知り、手柄欲しさに将軍に献上するが……
第14話 「隠れ里の再会」第2皇子・牧雲陸(ぼくうん・りく)は速莫の細工玉の開錠に成功。中から現れた謎の石に導かれるように、ある書物を求めて「龍淵閣(りゅうえんかく)」を捜す旅に出る。目指す清余嶺(せいよれい)に近い一帯は、実は速莫国の河洛族が地下宮殿で人知れず暮らす地でもあった。一方、宮中を追われた蘇語凝は、父の命令で、かつての教育係・蘇真(そ・しん)のもとに身を潜めることになり、遠い隠れ里へ向かう。正体を知られて軍を去った穆如寒江も、蘇語凝を守るため密かにその後を追う。
第15話 「砂漠の明珠」山中で負傷した牧雲陸は、身分を隠して、穆如寒江や蘇語凝と共に蘇真の家に滞在することに。牧雲合戈のもとには「陸が行方不明」との密報が入る。これを好機と見た合戈と伯父・南枯祺(なんこ・き)は、帝位を奪うべく皇帝暗殺への布石を着々と打ち始める。一方、瀚州の砂漠では、砂嵐に巻き込まれた隊商の娘・金珠海(きん・しゅかい)を碩風和葉が救った。一目惚れした金珠海は逃亡奴隷の碩風和葉を、掟に背いて逃がそうとする。父親の金吉(きん・きつ)は娘を激しく叱責し……
第16話 「かつての仲間」金珠海と結婚した碩風和葉だったが、鉄沁になる夢を諦めきれない。その思いを打ち明けると、金吉は何があろうと味方になると約束し、金珠海は決して足手まといにならないと励ました。だが、旅の途中、碩風和葉は幼なじみだった赫蘭鉄轅(かくらん・てつえん)と赫蘭鉄朶(かくらん・てつだ)に再会する。大人になった3人は、昔のようには無邪気になれない。鉄朶によって運命が大きく狂わされようとしていることを、碩風和葉はまだ予想できていなかった。そして、ある日……。
第17話 「それぞれの宝物」赫蘭鉄轅によって暴かれた金吉の正体に驚く碩風和葉の前に、毛布にくるまれた苦速都(くそく・と)と金珠海が運ばれてきた。苦速都は、金珠海とはずっと恋仲だったと主張するが、碩風和葉は信じず、苦速都を気絶するまで激しく殴る。出会ってまだ間もないが、碩風和葉は金珠海をよく理解していた。自分を信じてくれた夫に感謝し、金珠海は大切な宝物を贈ると告げる。妻の悲しすぎる決意に、碩風和葉は気づく間もないまま別れの時が近づき……。
第18話 「黒い森のまやかし」丹尭(たんぎょう)部族の森に入った碩風和葉と赫蘭鉄轅の軍隊は、まやかしに惑わされてバラバラに散ってしまった。碩風和葉は仲間を助けるために乗ってきた軍馬を捨てることになったが、鉄轅はこれに激怒し、碩風部族の生き残りを縛り上げる。新しい軍馬を探すことを約束した碩風和葉に、赫蘭鉄轅は伝説の馳狼(ちろう)を手に入れろと命じる。馳狼騎は、瀚州人が誰も近づかない恐ろしい黒い森にしか生存していない。碩風和葉は1人でそこへ行くことに……。
第19話 「目覚めた力」取りつかれたように霊珠を見つめ、物思いにふける牧雲笙。心配した蘭鈺児は牧雲徳の申し出に従い、密かに霊珠を持ち出して牧雲徳に渡す。牧雲徳は姿を現した盼兮(はんけい)に語りかけるが、拒絶され、腹いせで剣に封じ込めてしまった。その頃、牧雲笙はふとしたきっかけから秘術の真髄を悟った。まばゆい光がその身を包み、不思議な力がみなぎる。同じ時、はるか昔から星の巡りを記録し続けてきた星軌が、その動きを止めていた……。

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